Interview
インタビュー

天本病院/仕事の魅力と働き方
大学病院などの救急を経て、天本病院で15年
大学では救急を専攻し、その後専門医として関連病院で10年程勤務していました。一次から三次救急、ICUなどの現場を経験し、患者さんもゼロ歳から100歳まで対応していましたね。
天本病院に来たのは、大学でお世話になっていた教授に紹介されたのがきっかけです。同じ医局出身の先輩もいるなどご縁が深く、自然な流れで転職しました。
当時は高齢者医療のパイオニアとしてご高名な天本宏先生が院長の時代で、そのお人柄に感銘を受けて働くうちに、早いもので15年が経ちました。
必要なことは自分から提案して変えていく
天本病院では、診療科にとらわれず多様な疾患を診るので日々勉強させて頂いています。
早くから裁量をもって任せてもらえたことも、ここで長く続けてこれた理由ですね。
例えば、私が入った当時は、当院ではファミリーカンファレンスや多職種による病棟カンファレンスの概念が浸透していませんでした。大学病院では毎朝全医師が集まって情報共有するのは当たり前だったので、私からその必要性をお伝えして院内に導入させてもらったんです。
現在では要件化もされ日常の風景になりましたが、自分の提案で環境を改善できたことは、医師としてやりがいにもつながっています。
「高齢者」ではなく、ひとりの人として診る。家族も含めて。
当院はケアミックス型の高齢者病院ですが、患者さんと接する際には「高齢者」と意識はしていません。ひとりの「人」として診るというスタンスが基本で、それは急性期の頃から同じです。
意識するとしたら、ご家族も含めてケアするという視点でしょうか。
患者さんにとって、私は今会ったばかりの一介の医師に過ぎませんが、ご家族は何十年も一緒にいる存在です。患者さんをいちばん理解しているのはご家族ですから、私よりご家族の方がある意味「プロ」だと思っています。
ですから、そのお話にはしっかり耳を傾けて、お互いが納得して治療に挑めるよう時間をかけてお話します。専門用語や略語もなるべく使わず、わかりやすく伝えることも大切にしています。
医師としての学びも、家族との時間も大切にできる職場
天本病院の医局は上下関係がなく、それぞれの専門性を活かして協力しあう環境だと思います。
内科、整形外科、神経内科、消化器内科、精神科などいろんな領域の先生がいて、相談できる体制になっていますね。
CTとMRは予約なしで撮れますし、結果がすぐ出るのもいい。
学会も希望すればほぼ100%参加できるので、医師として学びやすい環境になっているのではないでしょうか。
宿直や残り番も希望制ですし、有給も医局申請制度で希望日通りに取れますから、ワークライフバランスを大切にしたい先生や、子育て中の若い先生にもオススメできる職場だと思います。
私も子どもたちが小さい頃は、ディズニーランドや旅行を楽しんでいました。今はみんな習い事などでスケジュールが合わなくなってしまったので、このGWは宿直をしていましたが…(苦笑)。
普段の週末は料理を楽しんだり、子どもの勉強をみたりして過ごしています。あまりストレスは感じないタイプですが、愛犬にも癒されています。
転職をご検討中の先生は、ぜひお気軽にお問い合わせいただきたいですね。
(2025年5月取材)
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