Interview
インタビュー

病棟リーダー対談/患者さんも働く仲間もみんなが喜ぶ職場に
看護師
対談者プロフィール
主任I:地域包括ケア病棟
クリニック勤務を経て、子育てと両立できる職場を求めて入職。この春子どもは大学生に。
係長Y:特殊疾患病棟
3児の父として仕事もプライベートも大忙し。1ヶ月の育休経験あり。
入職のきっかけは何でしょうか?
I:中規模病院であり、子育てと両立できる職場だと思ったからです。自宅も近いので、通いやすかったこともあります。
Y:もともと回復期病院で働いていたことやシフトが2交代制で働きやすいと思いました。最終的には見学時の雰囲気が良かったことが決め手でした。
職場の雰囲気はどうでしょうか?
I:スタッフ同士助け合う雰囲気があります。また、速やかな退院支援という目標を共有して一丸になれていると思います。業務が重なると理想通りにならないこともありますが、そういう時こそ助け合って皆でカバーできています。
Y:医師、介護職、リハビリ職など職種間の風通しも良いです。
特殊疾患病棟では、人生の最期を迎える方も多いため、「美しい寝姿」をモットーに少しでも心地が良い環境にできるよう、共通認識を持って取り組めています。
現場リーダーとして意識していることは何ですか?
I:地域包括ケア病棟では、チームナーシングの体制をとっているためチーム内でのフォローが大事になってきます。そのため、私はチームリーダーとして、一人ひとりをフォローできるように心がけています。
あとは部下から相談があった際に、師長や他の主任・係長とともに解決できる方法を考え、速やかに改善していくように意識していますね。
Y:私も、日々の会話に加えて、面談などの時間を使い、直接職員から話を聞くようにしています。傾聴と共感はしつつ、どうしたら良くなるかを考えることが現場リーダーの役目だと思っています。
また、現場リーダーは業務だけではなく、委員会活動の運営も仕事の1つです。現在は教育・業務改善の委員会を任されており、他病棟の良い事例は積極的に取り入れて職場をより良くしていくことに努めています。
今後の抱負をお願いします!
I:職員が楽しく、働きやすいように環境づくりをしていきたいです!職員が長く働ける職場が理想ですね。
Y:患者さんが居心地の良い環境にしたいですね。ご高齢で意思疎通が難しい方が多いですが、ご家族からバックグランドを聞いて、その情報をいかした看護をしていきたいです。
以前、ディズニーがすごく好きな方がいらっしゃって、病室で写真を貼ったりCDも流してみました。反応はないけど、ちょっと顔の表情がほころんだような気がして。ご家族からも大変感謝されました。
コロナも落ち着いてきたので、職員も患者さんも居心地の良い環境にしたいです!
(2025年5月取材)